◆苦労したところは?
私が入社 1年を経過した頃、当社を長年支えてくれていた管理職員(見積・積算・営業)と経理職員が諸事情で退職する事になり、当時はその 2名の業務を引き継げるスタッフがおらず、私が業務を担当する事になりました。その時が私の人生の大きな転機だったと思います。
日中は現場で作業し、帰社後は経理業務を行い、深夜にかけて積算・見積・入札等を行い、約 1年くらいは毎日深夜 1時頃まで仕事をしていました。全てを 2名に任せてしまっていた事から社内で業務について教えてもらう事もできず、顧問税理士や積算ソフト会社の営業さんを通じて少しずつ知識を付けていきました。
ただ、不思議にも苦労を感じた訳ではなく、自分が重責業務を担う事でやりがいを感じ、公共工事の入札も少しずつ獲れるようになり、この仕事がより好きになりました。
まだ入社 1年目の私が大きな重責業務を遂行できるのか、全社員が先行き不安だったと思います。それでも辞めずに、現場仕事、事務仕事を支えてくれたスタッフには本当に感謝しています。
今振り返ると、企業としての危機もたくさんありましたが、お客様、協力会社様、金融機関様、優秀な社員、当社に関わる全ての方々に支えられ、色んな壁を乗り越えてきたからこそ、続けて来れたのだと思います。